ここシニャンガには、車のタクシーと、バイクタクシー、
そして自転車タクシーがある。
そうそう、普通の自転車、チャリンコの後ろに、
板を置いて多少座りやすくし、サドルの後ろに
持ち手をつけて(乗客はそこを握る)、
乗客はその荷台に横座りする。
最近、週末出勤やらなんやらで、運転手さんがいない時に
オフィスに来ることがあり、これまでに3回、挑戦してみた。
最初の乗車の恐ろしかったこと、恐ろしかったこと!
やめて〜、止めて〜!と言いそうになった。
最初は怖くて横座りができず、またいで乗ってみた。
コンピュータの入ったバッグを持って。
自転車なんてそもそも最近全く乗らへんのに、
久々に乗ったんが後ろの荷台。
しかも重い荷物を持って。バランスとれずにフラフラしそうで、
しかも曲がる時には自転車少し倒れるし、
後ろから車がびゅんびゅん走っていくし、
道路はガタガタやったり斜めってたり。
初めての乗車の時は、えらい失敗したわーと思った。
が、ほんまに最後の方になって、
あら、案外風が気持ちいいやん、とふと思ってしまった。
しかもオフィスからホテルまで300シリングくらい。
15、6円くらいか。
この距離、車のタクシーでいくと3000シリング
(150〜160円)くらい。
やっぱり10分の1の値段では、そっちに行ってしまう。
(ただし、朝、ホテルからオフィスに行くのに
オフィスの位置をスワヒリ語でまだ説明できず、
できたとしても、運ちゃんの返す会話がわからんので、
朝は自分で歩くか、車のタクシーを呼んでしまう。
ホテルは大体の人が知っとうので説明不要。
が、今日の運ちゃんは知らんかったので
あっち!こっち!と指差しで誘導しつつも
えらい遠回りをしてしまった。)
どちらも交渉せんといかんので、大体の値段。
日本円にするとめっちゃ安いので、
それぞれ100シリングとか1000シリングくらい
つりあげられたところで大差ないのですが、
ここでそれを許してしまうと、
日本人なら、外国人ならどんどん取れる!
と思われるようなので、一応値切る儀式を通過する。
因みに今日はチャリンコタクシーで
1000シリングと言われた。
1ドルにも満たない金額ではございますが、
チャリタク的には法外な値段なので、交渉不成立。
3人目にしてようやく300シリングで合意。
今日は乗る時に、サンダルが車輪に挟まれ、
変形(後に反対に折り曲げて自分で修復)。
途中で運ちゃんがホテルの場所を知らないことに気づき、
あっちやこっちやと誘導。
えらい大変な旅でしたが、ちょっと体の力を抜いてみると
あら不思議。楽に乗れるではないか!
ということに気付いた。
前回と今回は、横座りに挑戦しており、
そっちの方がバランスとりやすいことも発見。
あとは、スカートやらサンダルやらを挟まれんように
気をつけることと、
重い荷物が急にどっかいかへんように気をつけること、
くらいかな。
慣れたら、道中、必ず挨拶だかなんだかよく分からへん
かけ声をしてくる大勢の人たちに言葉を返せるかもしれへん
(よく「○○人!」と叫ばれるので、違う!と返したい)。
そして道順を知らん運ちゃんに、
教えられるほどのスワヒリ語を学んでおきたい。
Safiri salama!(気をつけて、くらいな意味かな。多分)