ブログトップ
いつもどこかで朝が…
<   2014年 04月 ( 3 )   > この月の画像一覧
スモール コイン イズ ビューティフル
この国では、なのかシニャンガだけ、なのか分からへんけど、
ここでは細かいお金を入手するのがものすごく困難。
1500~1600シリングが1ドルくらい。
1000シリングや500シリングまでは紙幣もあるにはあるけれど、
銀行にいっても時々ないと言われる。
コインでしか存在せえへん200シリング、100シリング、50シリングにいたっては、
お目見えするのが相当珍しい。
一桁台なんぞ、リアルなお金では見たことがない。
たまに税金とかかかってハンパな一桁台とか出たとしても、銀行口座記録上でしか存在せん。

でもチャパティ一枚300シリング。
焼きメイズ一本300シリング。
サモサひとつ500シリング。
ダラダラ(チャリタク)初乗り300シリング。
一リットル2,278シリングのガソリン、35.842リットル分…
どうやって払えっちゅうねん?
私のもっているのはほとんど1万シリング紙幣か5000シリング紙幣。
たまに2000シリング舞い込んでくるくらい。
可能な限り小さいお金を出したところで、
おつりないねんけど・・・と言われる。

「おつりないねんけど」というセリフ自体、日本人には理解不能。
自分でその値段設定したのに、なんで小銭を用意せえへん(まあ、慢性的に小銭不足)?
そもそも小銭がないのになんでその値段設定(一人だけ高くしたら売れへんから)??

さて、実際どう対処するかというと、
1.おつりない分、さらに物を買う
2.貸しにしといて、いつの日か返してもらう(明日返すわーという言葉は大抵信じてはいけない)
3.たとえ値段に満たなくても、自分が持ってる可能な限り小さい額のお金を渡して、借りにしといてもらう(300シリングのところ、200シリング出して100シリングは後で返す)
4.出すお金を少々上乗せして、大きい額でおつりをもらう(例えば4500シリングのものを買って5000シリング紙幣を出しておつりがないと言われたら、さらに500シリングだして、1000シリングのおつりをもらう)
5.ガソリン代の場合、端数は切り捨てにしてもらって領収書をもらう(どちらにしろ端数分は現金のやり取りもしない。が、この「切り捨て」コンセプト、なかなか分かってもらえない(T T))
6.大きな金額であれば、小切手で支払う(お金が銀行口座間のやり取りになるので小銭そのものは必要なくなる)
7.返してもらうまで追いかける(物理的に追いかけるわけではない)

個人の支出ならばまだ良い。しょうがないか、チップと思えば、くらいで済む。
でも、プロジェクト費用からの支出でそれをされるとほんまに困る。
7.はなるべくしたくないけれど、でもちゃんと返してもらうまで、あと○○シリング貸してるからね、と言い続ける。
この私の行動、タンザニア人にとっては、そんなはした金に目くじらたてて!とかなり滑稽なようである。
でも日本では、一日の収支が一円でも違ったら経理は帰られへん、ということを時々ここの人に言ってみたくなる。
一円を笑うものは一円に泣く、とスワヒリ語に訳してみたくなる。

こんな状態なので、たまーに小銭を手に入れると、使いたくなくてなるべく貯めておきたい。
でも必要な場面はすぐにやってくる。じゃあメイズとか買うなよって言わないでね…。
お昼ご飯を食べてたところでたまたま500シリングのおつりをコインでもらったら、そこのオーナーが、もしさらに500シリング紙幣もってたら、1000シリング紙幣あげるからそのコインプラス500シリング紙幣をくれ、と言った。
その気持ちはよく分かる。小銭の音を聞くと反応してしまう(両替してって言いたくなるけど実際にはそんなことしてる暇ないのでやらない)。
かごにタバコを入れて売り歩いてる行商のおにいちゃんたちは、小銭を片手にもって、ジャラジャラ音をさせながら練り歩く。多分、それがタバコ売ってまっせ、の音なんだと思う。お金の音に反応するなんて、はしたないと思っていた。でも最近、100万シリングの札束よりも、あのジャラジャラが貴重なものに思えてしまう。
そのうち、「そんなはした金」と思われているコインに、プレミアがつくんじゃないだろうか。
シューマッハもそう思うに違いない。
いや、さすがにないか、それは。
c0227132_15295697.jpg

小金持ち。フフフ。
[PR]
by joi-mako | 2014-04-15 15:41 | Comments(2)
雨のち停電、星降る夜は
このところ停電が多い。
雷がなって大量に雨が降ると停電になることが多い。
南アフリカでは、発電のために必要な石炭が雨に濡れたので停電します、というありえない状況に陥るらしい。雨が降ることは分かっているのになぜ濡れるようなところに置いておく!?
まさかタンザニアもそうなのか?
日中ならばまだ明るくて物が見えるし、仕事もできる。
ただ、停電になると電話やネットの調子も悪くなる。
さらに夜の停電で、コンピュータの電力も切れたらお手上げやね。
充電がなくなる直前に、全部ノートに写し取って計算し続けたこともあるけれど(やめた方がいい)。

まあ電気がないと、することがない…。
でも先週の金曜日は、この2か月間突っ走った後、
久々に仕事しなくて良い土曜日の前日だったため、
お隣の団体さんでボランティアをしにきているカナダの人と自宅にて女子会開催。
停電時用にと前任者が置いていってくれたランプをつけて、
大家さんが差し入れてくれた揚げたさつまいも(ここのは、日本のに比べて白くてねっとりしていてあまり甘くないのでじゃがいもっぽい)を肴に、南アフリカのワインを飲んだ。
ビールしかないと思っていたここシニャンガで、ワインが売ってることを教えてくれたひとまわり以上年下の彼女とは不思議と話が合う。
政治と開発と、ひと目惚れ男子急増中の彼女の周りで起きること、について。
扇風機も回らないので、扇子であおいで妙にエコな女子会。
暗くて蒸し暑いのに5時間近くも喋りたおした。
彼女の住まいであるお向かいさんまで見送った後、
見上げた空から降りそうなほどの星。

停電のたびに
きっと何万光年も前の光が今私のもとに降り注いでいるのね☆
と悠久の時に想いを馳せている。
わけではない。
いちいち星は綺麗だが、毎回ロマンに浸るほど
停電も甘くはない。
どしゃぶりの雨の後だから蒸し暑いのに扇風機回せないし、
お湯スイッチが入れられないのでシャワーも入れない。
冷蔵庫のものはだんだんぬるく、悪くなっていくし、
とにかく暗くて不用心。

こっちは祝日だった月曜日の夜も停電して、
またもランプを引っ張り出して
無理矢理、高村薫の『リヴィエラを撃て』を読んでいたら、
急に誰かに狙われているような気分になって
いそいそと施錠して早々に就寝した。
「リヴィエラ」はイタリアの地名で、この小説では主人公の敵となるスパイのコードネームとして使われている。
主人公は、元IRAテロリストの凄腕スナイパー。
男も女も出会う人すべてを魅了してしまう不器用で有能な男前ジャックは、
アイルランド、英国、米国、中国、果ては日本まで巻き込んで、各国スパイの謀略の合間をぬってリヴィエラを追う。
下巻の途中で、もはや抜き差しならない状況(それまでもヤマ場多すぎだったけど)。
ジャックと一心同体になって、撃つか、撃たれるかのサスペンス状態。
ああ、この暗闇のどこかで、私を狙うスパイたちが暗躍している!
撃たれる前に
「リヴィエラ」は撃て!
でも「シニャンガ」は誰にも撃てやしない。
だってほんとに漆黒の闇だから。

とかなんとかうそぶいてる場合じゃなくて。
果たしてジャックはリヴィエラを撃てるのか!?
次号に続く!
ことはないので、結末知りたい人は本読んでね。
(スナイパーと一心同体な気分になったからと言って、別に人殺しを推奨しているわけではないので念のため)
c0227132_0585042.jpg

停電3点セット。
次回もしっかり活躍してもらうため、使ったらちゃんと充電しておくの。
ボトルの補充も忘れない。
[PR]
by joi-mako | 2014-04-10 01:21 | Comments(0)
シニャンガという刺激、そのサバイバル
田舎暮らしの刺激、第2弾。

1.ついに来た!
考え事をしていて、寝つきがどうも悪く、
浅い眠りで夢とうつつを行き来してた夜、
それでも恐らく何時間か寝てたような。
あーしっかり眠りたい、と頭のどっかで思ってたら、
いきなり、
キュキュキュキュキュ~!
と聞こえて、うつ伏せに寝てた背中に走るものが…。
なんやねん!と思って寝ぼけ眼をこすりながら、起きた後、
部屋の電気をつけたら…
いらっしゃいました、カエル様。
やっぱり入っておったかおぬし。
寝る前にカエルが一匹入り込んでいるのは気づいてた(自作のカエル侵入防止用段ボールもむなしく、先日入ってきたぶっといトカゲのおかげで、隙間ができている。直していない…)。
しばらくしてから追い出した。
なんとなく、これはさっき入ってきたあやつではないような…
でもとりあえず姿見えへんし、と思ってたらなんのその。
寝室に消えていただけで。
夢うつつで、キュッ!キュッ!キュッ!と
聞こえてたのも、気付かぬふりして寝る努力(カエルがそのように鳴くとは知るよしもなし)。
そこはやっぱりはっきりと異変に気づいておくべきやった。
万が一のことがあっても、蚊帳をはって寝てるから、
ベッドまでは入ってこんでしょう、と高をくくっていた私がバカでした。
蚊帳の裾から入った模様。
おかげでしばらく眠れず、睡眠不足。
できれば今夜は邪魔しないでいただきたい。
寒い雨季の夜の狂想曲。

2.キチンと挨拶しなさい
挨拶はどの文化でも重要。
でもここでの挨拶は、他よりも重要度が高い感じがする。
長いし、見知らぬ相手でも挨拶は交わす。
そして基本的には、ひとりひとり、個別に挨拶する。
「こんにちは、みなさん」が許されるのは数十人から数百人規模の時。
目上の人には特別の挨拶の言葉があるし、目上の人から目下の人へ返す挨拶も、また別途ある(因みにその言葉はトルコ語のこんにちはと発音が似ている。スワヒリ語はアラブの世界とつながりが深い)。
村に行けばさらに、女性は目上の人に挨拶する時には膝を折って挨拶しなさい、と言われる。
村に行く時は、いろいろと仕事のことを考えてるので、大抵忘れてしまい、
結構叱られる。キチンと膝を折って挨拶しなさい、と。
いい加減、覚えようよ、と自分でも思うけど、
結局、いつもあースミマセンスミマセンってなっちゃう。
で、膝を折って挨拶をして、明らかに自分より若そうな村の女性からは、
お尻が地面につきそうなほど膝を折って挨拶される。
よくよく見てると、物の受け渡しの時も彼女たちは膝を折ってる。
そしてさらによく見てると、部族が違う人は膝を折って挨拶しない。
うちのドライバーさんによれば(私のつたないスワヒリ語で理解したところ)、
挨拶の仕方は部族ごとに違うらしい。
でも、そうやって何度も膝を折ってるうちに、
この挨拶の仕方どっかで見たことあるな…と思った。
テレビで欧州の王族が挨拶してる時とか、封建時代の欧州の映画とか。
バレエもそういう挨拶をする。
ということはこれは植民地時代の名残なのか?しかし特定の部族だけ?
しないと失礼になるので、挨拶はするけれど、
なんだか少々複雑な気分で今日も膝を折っている。

3.焼きメイズVS茹でメイズ
ここでは、とうもろこしの一種であるメイズを乾燥させて粉にしたものを、お湯で練って主食にしている。このウガリは、結構ずっしり重いので、たまにしか食べへん。
けれど、こないだ焼きメイズを食べる機会があった。見た目は焼きもろこしとおんなじ。ちょっと色が薄い。一口食べてみて、その深い味わいにはまってしまった!ウマい!!
日本のとうもろこしみたいに砂糖のような甘さはないけれど、噛めば噛むほど旨みが広がる。
これはたまらん~!!!

と夢中で食べてたら、あごが疲れてきた。
メイズは、結構しっかりつまってる感じで、噛み応えがある。
もちろん食べ応えも。
一本食べ終わる頃にはあごが相当疲れてた。
歯もあやしい。。。
そして夕飯食べんで良いほどに腹持ちバッチリ。

その一週間後くらいに、今度はオフィスで現地スタッフが自分の家の畑で作ったというメイズを茹でて持ってきてくれたのをもらった。
なんと!
こちらも焼きメイズに負けず劣らずウマいではないか!?
こっちは茹でてあるだけに柔らかいんであごが疲れへん。
小さ目の若いメイズを選んだんで、芯までバリバリ食べてしまった。
っちゅうことでこっちに軍配があがりそうか?
いや~でもあの香ばしさも捨てがたい。
メイズがとれる雨季にしか楽しめへんはず。
ということでしばらくはメイズにはまっていたい。

c0227132_1555464.jpg


自宅近くのメイズ屋敷。
この奥に家がある。
ウラヤマシイ。食べ放題だ。

よくも悪くも生きてる実感に溢れる毎日。
ああ、生きるって刺激的。
[PR]
by joi-mako | 2014-04-02 15:07 | Comments(0)