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いつもどこかで朝が…
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セイフ先生!
プロジェクトの運転手さんはMr.セイフという。
初めて名前を聞いた時はなんと打ってつけの名前なんやろう、と思った。
ま、厳密にいうとスペルが違うので安全っちゅう意味とは
違いますが、まあその辺はご愛嬌。

そして本当に、彼の運転はえらく安全で優れている。
アスファルトでない土の道は穴だらけで道の端は
傾斜があったりする。斜めに転がりそうになるところも
ゆっくり走って乗り越えられる。

車がそこまで普及してへん田舎ではバイクや自転車が道を走る。
加えて飛ばす車やら、速く走りすぎて浮いてるかもしれへんバスやら
と一緒に走ると、道路は結構あぶなっかしい。

たまに手に汗握るサスペンス劇場のような
心もちになるんですが、やっぱりMr.セイフ!
なんとか安全に通りぬけてくれるのです。

そのMr.セイフ、あんまり英語を喋らへん。
そしてうちはあまりスワヒリ語を喋らへん。
毎日送り迎えしてもらう車中、静かになりがち。
でも、こっちの滞在が何か月かになってもスワヒリ語が
一向に上達せんうちに、彼は根気よく単語を教えようとしてくれる。
最近は主に天気について。
ちょっと前は、曜日の名前と昨日、今日、明日、明後日、明々後日の言い方について。
今日は、夕方、ざっと大雨が降ってすぐにやんだのでその話。
Mr.セイフ「今日は雨が降ったね。多分またもうすぐしたら
また降り出すよ(恐らくそんな意味だったと…)」
うち「ああ、後からまた降るのね。そうだね、太陽見えないもんね
(ほんまは、「ああ、後?太陽、ない」、くらいしか言えてへん)。」

その後、延々と彼は何かを説明してくれとったものの、
全く理解できず、じっと彼の説明を聞く。
身振り手振りと少しの英語で、ようやく、
「『開く』のスワヒリ語はこれでしょ?その反対の『閉じる』のスワヒリ語は
これ。で、今、雲が光を閉ざしてるでしょ?」と言ってるらしいことが理解できた。
ということで今日教えてもらった言葉は、
「雲で太陽が隠れている」
という文章、らしきもの。
後で調べてみようと思ったけど、スワヒリ語の動詞は相当いろんな条件
にて変換されるため、単純に聞いた言葉を検索しても、
すんなり意味が出てこーへん。
うーん、後でスタッフに聞いてみるしかない。

でもこうやって毎度毎度ほとんど学ばへんうちに、
いろいろ教えてくれようとしてるMr.セイフに
「Mr.セイフはうちのスワヒリ語の先生やね」
と言ってみたら、なんと大爆笑!

え!そんな可笑しいか!?と思ったが、
笑われてしまったことよりも、
ウケたっちゅうことに関西人の血が騒ぐ金曜日。
今日はよく眠れそうです。
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by joi-mako | 2013-04-26 21:34 | Comments(2)
ホマンゴ マジ!
この国で会合をすると、前に立って喋る人が大体、
何か掛け声をかけ、
聴衆がそれに呼応して、
また掛け声、呼応、
というやり取りがある。

村で会合をすると、大抵、
前に立って喋る人「その土地の名前!+サイコー(的な言葉)」
聴衆「サイコ―!」
前に立って喋る人「土地の名前!+サイコー!!」
聴衆「サイコー!!」
前に立って喋る人「土地の名前!+サイコー!!!」
聴衆「サイコー!!!」

と3回くらいやり取りする(しつこくてスミマセン)。

これにはいろいろバラエティがあって、恐らく喋る人のクリエイティビティが
そこで問われる。
こないだは、ここのローカルな言葉、スクマ語で呼びかけ、
呼びかける人「ナントカ!」
聴衆「ジ!」 
呼びかける人「ナントカ!!」
聴衆「ジ!!」 
呼びかける人「ナントカ!!!」
聴衆「ジ!!!」 




というやり取りをしてる人がおって、
村の人たちとの一体感がたまらん、
いつかうちもこれやりたいと思って
見ておりました。
まあでも「ジ!」が何を意味するのか
何で「ジ!」なのかはよう分かりません。
今度聞いてみよう。

で、この「ジ!」のやり取りをしていた村の会合、
ホマンゴという村で開催しました。
土曜日、診療所付近の大きな木の下で。
ここは水が来てない。
なので、水は建物に雨どいをつけてそこから水タンクにためるか、
最寄の井戸(某国際機関が投資して作ったそれなりの規模のもの)
からくみ上げた水を汲みにいくか。
最寄って言ったって片道徒歩2時間。
診療所には水タンクがありますが、とっても小さい。
なので、日本のみなさんのご支援でこのホマンゴ診療所の
母子保健棟を改修する際には、村の人たちの強い強い希望で、
水タンクを設置するより、
その最寄の井戸から水道管をひこうということになった。
出産にも水は必須やしね。

ところが、水道管を通すルートを県の水エンジニアとともに見にいった時、
水道管が通ることによって必ずしも得はせえへんけど
(井戸が近くにあるので)、
土地は提供せんといかん人たちが、補償金を支払ってほしい、と言われた。

ということでこの会合にもその人たちを呼び、
水道管を通すために一瞬だけ土地を掘り起こして、
その後は、また水道管は地中に埋めるので
土地は元通りに使えます、という説明をエンジニアからしてもらった。
c0227132_4215651.jpg

延々2時間。
冒頭のやり取りを何度も繰り返し、
一体感を確認しつつ、
水のエンジニアに、県のコミュニティ開発オフィサーに、
県保健局のオフィサーに、
村やら地区やらの政治家に、
いろいろ説得を試みてもらって
やっと、補償金なしでの土地提供に合意!

元々は、水道管を埋める穴掘りを村の人たちに
お願いできひんやろかというのを確認する目的の会合やった。
でも水問題にこれまで悩まされてきた住民は
何がなんでも水源が近くにあることが必要ということで、
労働力の提供に対してはあっさり承諾。

日本にいて、蛇口をひねると水が出る生活に慣れてたうちは
今ひとつ水問題の深刻さを分かってへんかった。
震災を二度も経験したわりに…。
こういうことは忘れてしまうんでしょうか。
でもここではしょっちゅう水が止まる。
水道が通ってる街でも止まる。
そうするとバケツに水を汲んできて運ぶことになる。
大した大きさもないバケツいっぱいに水入れると
めっちゃ重い。ぎっくり腰になりそうや。
そしてその限られた水でトイレを流し、お風呂に入る。
結構大変。
それを、村では毎日、女性と子どもが担う。
結構頻繁に妊娠してる女性たち。
身体の小さな子どもたち。
毎日、どんなにたいへんな思いをして水を運んでるんやろう。
出産時には当然、水が必要になってくるので、
これまで妊婦さんたちは、自分たちで水を用意してきとった。
水道が通って、診療所で常時水が使えるようになったら、
えらい大助かり。きっと診療所での出産も増えるんちゃうかなー。

「マジ! サイコー!」です。

あ、因みに、「マジ」ってスワヒリ語で
「水」っていう意味ね。
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by joi-mako | 2013-04-20 04:52 | Comments(0)